|
60歳を超えて一度でもこれが最高だと思ったベートーヴェンの交響曲全集をリストアップてみると、ハイティンクとロンドンPO、ケンペとミュンヘンPOの録音はともにかなり長期の間、最高だと思っていた録音です。
今回、林さんがケンぺ盤の評価を改められたということで嬉しくなりました。悪評を読んでそんなはずはないんだけどなと思っていたんです。それにケンペは意外に個性的ですよね。英雄の冒頭、微妙にずらして独特の重々しさを奏でるオーケストラの響きにはびっくりしました。
ところで、ハイティンクとロンドン・フィルの録音は70年代の後半の録音のはずです。同じオケを使ったブレンデルとの協奏曲と同時期の録音のはずです。新発売当時、たしか作曲者の没後150年ということでの発売だったんですが、何故、コンセルトヘボウではないんだというどうでもいい議論があったのを懐かしく思い出します。
|
|